無人契約機で受ける審査の注意点

無人契約機ではカードローンの申込み、契約、カード発行まで全ての手続きを行うことができます。

文字通り、無人契約機は無人ということもあり、誰にも会わずに簡単に借入ができると考えがちです。

しかし、無人だからといって審査を回避できる訳ではありません。

無人契約機で契約手続きを行う際にも審査は必ず行われているため、申込みの際は不備がないようにシッカリ準備をしてから契約機に立ち寄ることが重要です。

ここでは無人契約機での審査について紹介していきます。

無人契約機は、カードローンを提供している全ての金融機関に設置されている訳ではなく、主に大手消費者金融と一部の銀行で設置されています。

貸金業を専業とする消費者金融だけでなく、銀行カードローンも無人契約機で申込むことができるようになっています。

プロミスやアコムの無人契約機は設置数が多く、街中や駅前などで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

無人契約機に関して共通しているのは、営業時間内であれば申込み手続きを行うことができ、審査対応の時間内であればその場で審査回答をもらうこともできます。

無人契約機の営業時間と審査対応時間はそれぞれ異なるため、注意が必要です。

無人契約機の営業時間と審査回答時間

※年末年始など営業時間の変更あり

基本的に無人契約機は21時～22時頃まで営業していることが多いですが、審査連絡は21時までとしている業者が多いのが現状です。

無人契約機で審査を受ける場合は、営業時間と審査時間に注意して手続きを開始しましょう。

無人契約機に立ち寄る前に

カードローンの申込みは、無人契約機に行ってから申込みをするよりも、まずインターネットから仮審査に申込んでおくことをおすすめします。

テレビCMなどで「最短30分審査」のような広告もありますが、申込状況や審査状況によって審査時間は変わります。

もし、審査が混み合っているときなどは、無人契約機内で1時間以上も滞在することになる場合も考えられます。

時間に余裕があるなら、ドリンクでも飲みながら待っていれば良いのですが、事前にネット申込みをしておけば、無人契約機での手続き時間を30分程度で終わらせることができます。

無人契約機は、タッチパネル方式で操作は簡単ですが、申込者情報など細かい情報入力に時間を取られることになります。

インターネットでの申込みなら、使い慣れたパソコンやスマートフォンからスムーズに手続きができるでしょう。

無人契約機で契約する際は、事前に申込みを考えている無人契約機の場所を知っておくことで、慌てずスムーズに契約をすることができます。

※2023年11月現在

店舗は主要な駅の近くにありますが、路地から一本入った場所や雑居ビルに店舗を構えていることが多いため、自宅や会社の近くにあるお店を選んだとしても、知り合いに見られてしまう確率は非常に低くなっています。

審査基準は公に発表されているものではありませんが、下記のポイントは必ずチェックされることになるので自身の状況も含めて確認されることをおすすめします。

• 返済能力（安定収入）
• 個人信用情報
• 現在の借入状況

カードローン利用の大前提ともなるのが、返済能力の有無と言えるでしょう。

言うまでもなく、収入のない方にお金を貸したところで、返済できる見込みはありません。

また、年収は高ければ高いほど審査に有利な要素となりますが、どちらかというと金額よりも安定した継続収入を見込めることが重要となります。

これは現在の年収が高くても契約後スグに転職して給与が下がること場合もあるからであり、カードローンはパート・アルバイトなどの勤務形態でも利用できますが、安定所得という意味では勤続年数が長い正社員である方が審査に有利と言えるでしょう。

年収額に応じて利用限度額が決められる

カードローンでの借入額は、収入額に応じて変動することになります。

貸金業法という法律に含まれている総量規制が関係しており、消費者金融などの貸金業者は契約者本人の年収1/3以上の貸付は行ってはいけません。

つまり、所得が少ないということは希望する金額を借りたくても借りれないケースもあることになります。

信用情報に返済滞納などの事故履歴がない

最も重要な信用力を示しているのが個人信用情報になります。

信用情報機関が保有している情報には、申込者情報だけでなく、ローンやクレジットの取引履歴が含まれており、「今どれぐらいの借金があるのか」「キチンと返済しているか」を確認されることになります。

借入件数や借入残高が多いと、これ以上の貸付は危険という判断にも繋がります。

また、返済滞納・延滞を繰り返したり、過去に債務整理（任意整理・自己破産）などを行っている場合も、新たなローンやクレジットカードの発行は難しくなります。

これらのマイナスな履歴は事故情報（ブラック情報）として5年～10年は残されるため、新規申込みの際はネガティブな履歴が消えたのを確認してからにしましょう。

日本には3つの信用情報機関があり、1,000円ほどの手数料が必要になりますが、申告すれば本人の信用情報を開示してもらうことが可能です。

カードローンへの契約には必要書類があり、無人契約機についているスキャナー機能で読み込ませて提出します。

無人契約機での契約の際、もし書類を忘れてしまったり、不備があると手続きが進められません。

最低限必要になるのが、運転免許証や健康保険証、パスポートなどの本人確認ができる書類です。

基本的には、顔写真のある運転免許証の提出を優先しているカードローン会社が多い印象があります。

というのも、契約機にはカメラが内蔵されており、室内にいる契約者の顔がオペレーターからは見えるようになっています。

実際、アコムの自動契約機（むじんくん）での契約体験談として、30秒ほどの顔確認が行われました。

おそらく、運転免許証と同一人物であるのか確認していると思われます。

もちろん、免許証の交付を受けていない人も健康保険証などを提出して本人確認とすることは可能なので安心してください。

収入証明書類が必要な場合は最新版を用

貸金業法では1社から50万円以上、複数社から100万円以上を借入する場合には収入証明書の提出が義務付けされています。

また上記以外であっても、収入証明書の提出要求されるケースもあります。

収入証明書は、審査のタイミングで現状の所得が分かる書類を提出する必要があります。

さらに無人契約機での審査中には、申告した勤務先に申込者が所属しているかの在籍確認の電話連絡が入ります。

在職中かどうかは、この在籍確認を持って確認され、もし、電話確認が取れなかった場合、申込み時に申告した勤務先情報の内容に偽りがあるということになります。

その場合、申込者の信用力を大きく損なうことになり、審査落ちの原因の一つとなる可能性が高いでしょう。

無人契約機ではスタッフと面と向かって審査をされる訳ではありませんが、提出書類・信用情報・在籍確認などからシッカリと信用力を調べられています。

無人契約機での契約では、提出書類の不備を無くすこと、申込フォーム（申込書）の誤字脱字などにも注意し、申込時から既に審査は始まっているものと認識して、正直な情報で望むことが重要です。